イベント名 †

↑

プロローグ †

[ハヤテ]
カナメさん。
ワルキューレが映画に出ることになったって、
ホントかよ？
[カナメ]
あら！まだみんなに話してないのに・・・
随分と耳が早いのね！
[ハヤテ]
どっかの誰かさんが、
ルンをぴかぴかさせながら教えに来たんだよ・・・
[ハヤテ]
でも、フレイアの説明じゃ
映画の内容がまったくわからなかったんだよな
[カナメ]
フレイアはなんて言ってたの？
[ハヤテ]
人とウミネコの絆を描く感動巨編。
笑いあり、更には手に汗握る
アクション超大作！・・・とか言ってたな
[ハヤテ]
で、最後の20分間では、
観客の予想を裏切る怒涛の超展開が待ってるとかで
[ハヤテ]
ネタバレすると、
未知の巨大怪獣がラグナを襲ってくるとか・・・
[カナメ]
そうそう！
だいたいそんな内容で間違いないわね
[ハヤテ]
・・・マジかよ
[カナメ]
この仕事はね。私が昔、ソロでアイドルをやっていたときに
お世話になっていた人から依頼されたものなの
[カナメ]
その人、映画監督は初めてらしくて・・・
『これまでの映画の常識を壊してやる！』って言って
すごく張り切っているのよ
[ハヤテ]
そういう意気込みを感じる
メチャクチャっぷりだな・・・
[ハヤテ]
大丈夫なのかよ？この仕事
[カナメ]
私は喜んで受けさせてもらったわ！
もちろん、ワルキューレのみんなも
[カナメ]
でも、美雲はね・・・
[ハヤテ]
あー。あいつはそういうの、渋りそうだよな
[カナメ]
ううん、そうじゃないのよ！
[カナメ]
美雲は、『こんな内容じゃ物足りない』って
誰よりも張り切ってるの！
[ハヤテ]
へ・・・？
[美雲]
ハヤテ
[カナメ]
美雲！
[ハヤテ]
って・・・お前、話聞いてたのかよ？
[美雲]
そっちこそ、話を聞いたでしょう？
[美雲]
何かいい案ないかしら。
この映画を盛り上げるための
[ハヤテ]
そう言われてもなー。
もう十分、わけわかんない映画じゃねーか
[カナメ]
ねぇ、美雲！私にいい案があるんだけど
[美雲]
聞かせて、カナメ
[カナメ]
『ワルキューレに幻の6人目のメンバー登場！？』
っていうのはどうかしら？
[美雲]
幻の・・・？
[ハヤテ]
6人目？
[カナメ]
ふふっ。
このあいだ見かけたヒーロー映画のポスターに
そう書いてあったのを見たの
[カナメ]
なかなか興味を惹く内容かなって思ったんだけど、
どうかしら？
[美雲]
・・・ふぅん。なるほどね。悪くないわ
[ハヤテ]
6人目って・・・それ、誰にするつもりなんだ？
[美雲]
そうね・・・
[ミラージュ]
っ！？
[ミラージュ]
・・・悪寒が。風邪でも引いたんでしょうか？
↑

映画撮影1日目 †

[カナメ]
みんな！
設営1日目、お疲れさま！
[フレイア]
お疲れさまです！
[マキナ]
お疲れさま～！(*´▽｀*)
[ハヤテ]
お疲れ。
そんで、撮影はどうだったんだ？
[フレイア]
ハヤテ！
聞いてくれれんね！
[フレイア]
リンゴちゃんが
ほんにほんに
かわいかったんよー！(>▽<)
[ハヤテ]
リンゴちゃん？
[マキナ]
共演者のウミネコ！
すっごいきゃわわなんだよー！
。.:*゜(∩´∀｀)∩゜*:.。
[レイナ]
ベテラン女優
[レイナ]
ウミネコなのに
[カナメ]
そうそう！
台本に書いている演技を
次々にこなしていってね
[カナメ]
本当にトレーナーさんの言葉を
理解しているみたいだったわ！
[ハヤテ]
はー、すげぇな
[ハヤテ]
ウミネコって言えば
やたらと人を舐めた奴らばっかりだと
思ってたのに
[フレイア]
そんなことないんよー！ヽ(#｀Д´)ﾉ
[フレイア]
この映画を観れば
ハヤテも絶対にウミネコが好きになる！
[フレイア]
特に、人間たちが知らなかった
ウミネコたちの悲劇の歴史のことを
聞いたら・・・！
[マキナ]
フレフレ、その話はダメ！
私、思い出して泣いちゃうよー！
[カナメ]
そうね・・・
あの話は・・・
[レイナ]
3日3晩は泣ける
[ハヤテ]
なんだそりゃ・・・
↑

ウミネコたちの真実？ †

[マキナ]
続きは映画館でね(*>ω・*)
[フレイア]
ハヤテも映画の公開を楽しみにしとくんよ！
[ハヤテ]
へーへー。わかったよ
[ハヤテ]
ところで、
例の美雲の思惑は実現したのかよ？
[カナメ]
まだよ。でもね・・・
[カナメ]
監督自身も美雲と一緒で
この映画に物足りなさを
感じてるみたいなの
[ハヤテ]
監督も？
[カナメ]
ええ、だから
何か提案するなら
今がチャンスなのよね
[カナメ]
美雲、その後どうかしら？
[美雲]
そうね
[美雲]
そろそろ
本人を捕まえようと
思っていたところよ
[ハヤテ]
本人？
それってまさか・・・
[美雲]
6人目のワルキューレよ
[フレイア]
6人目！？Σ(ﾟ□ﾟ)
[カナメ]
映画の中だけの話だけどね
[美雲]
明日本人を連れて
監督に提案してみるわ
[美雲]
よろしく頼むわね。
ミラージュ
[ミラージュ]
はい！？
↑

6人目のワルキューレ †

[ミラージュ]
6人目のワルキューレって・・・！？
[ミラージュ]
美雲さん！！
いったい何を言ってるんですか・・・！？
[美雲]
今の流れを見ればわかるでしょう？
[美雲]
あなたに映画に出てもらうわ。
6人目のワルキューレとして
[ミラージュ]
出てもらうからって・・・！
私、そんな話聞いていません！
[美雲]
今、初めて話したもの
[ミラージュ]
美雲さん・・・！
[フレイア]
ミラージュさんが
6人目のワルキューレ・・・！？(ﾟ□ﾟ)
[カナメ]
なるほど！
ミラージュが6人目って
すごくいいアイデアね！
[レイナ]
話題性、間違いなし
[マキナ]
うふふ～(*´∇｀*)
ほんと、クモクモってば
ナイスな人選だよね～！
[フレイア]
マキナさんは
このこと知っとたんですか？
[マキナ]
もっちろんだよー！！
[マキナ]
だってミラミラ専用のステージ衣装を
用意したの、私だもん！
[ミラージュ]
衣装！？
[美雲]
提案するなら
実物を見せたほうが早い
[美雲]
そういうわけだから
さっそくこの衣装を着て
監督のところへ行くわ
[ミラージュ]
絶対に無理です！
[ミラージュ]
美雲さんにもマキナさんにも
申し訳ありませんが、その衣装は・・・！
[美雲]
無駄よ、ミラージュ
[美雲]
今、衣装をもって
あなたの部屋の前にいるわ
[ミラージュ]
！？
[ハヤテ]
逃げ場なしだな・・・
↑

エピローグ †

[ミラージュ]
はぁ・・・ようやくいつもの服装に戻れました・・・
[美雲]
残念ね。
もっと着ていてほしかったのに
[カナメ]
まぁまぁ美雲。
本人がこれだけ嫌がってるんだから、
今回は諦めましょう、ね？
[ミラージュ]
うう・・・ありがとうございます。カナメさん
[ミラージュ]
カナメさんが来てくださらなかったら、
問答無用で監督さんのところに
引っ張り出されていたところでした・・・
[カナメ]
みんなと超時空SNSでやりとりをしていたときに、
監督から連絡があってね。
いいアイデアが浮かんだらしいのよ
[カナメ]
物足りないって思っていたところには、
私たちのライブシーンを使うことにしたんですって
[ミラージュ]
そのほうがみなさんらしくて、いいと思います
[ミラージュ]
私はこういう服は着慣れていませんし・・・
ましてや、スクリーンに立つなんてとんでもない
[ミラージュ]
私はVF-31のパイロットとして、
パイロットスーツに身を包み、みなさんをお守りすることが
仕事ですから
[美雲]
・・・そうね。それもあなただわ
[美雲]
でもね。たまには、いつもと違うあなたを
見てみたかったの
[ミラージュ]
いつもと違う、ですか・・・？
[美雲]
衣装、なかなか似合っていたわよ
[美雲]
あなた自身も、
まんざらでもなかったんでしょう？
[ミラージュ]
・・・！そ、そんなことは・・・
[ミラージュ]
・・・・・・
[ミラージュ]
・・・まったくないといったら・・・嘘になりますが・・・
[美雲]
ふふっ
[ミラージュ]
わ、笑わないでください!美雲さん！
[カナメ]
ふふっ。よかった。
それじゃこれは、いい記念の1枚になったわね
[ミラージュ]
これ？・・・って、カナメさん。
その手に持ってる画像データは！？
[カナメ]
レイナがこっそり撮っておいたらしくて・・・
[美雲]
なかなかよく撮れているじゃない
[美雲]
あとで、ミレーヌに送っておくわ
[美雲]
へ！？
[ミラージュ]
そ、そ、それだけは・・・！
それだけはやめてくださいー！！
[カナメ]
ふふっ・・・
↑

コメント †


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